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2010年09月23日

メランコリーの予感

今日は祭日。県立劇場に演劇を見に行ってきました♪

なにを隠そう、初めての演劇の観劇。ヒデキ感激~ってな訳ではないですが(汗)

実はこの演劇「メランコリーの予感」は、熊本県立劇場・熊本演劇人協議会主催で開催された第52回熊本県芸術文化祭オープニングステージ作品選考会に出展し、最優秀戯曲賞に選ばれました。
大学生の受賞は初めてであり、審査員から作者の才能と将来性が評価されて今回の受賞となったそうです。

実はこの女子大生の作家が、うちのかみさんの姪っ子なんです。びっくり

お昼からいそいそと県立劇場へ向かいました。

メランコリーの予感

演劇ホール特設会場ステージ160名は舞台の上に客席が用意してあった

主催者挨拶が終わった後、いよいよ芝居が始まる。多分ノーマイク。音楽が流れステージ上のバスの待合室(松橋の待合所が舞台?)がライトに照らし出された。

その待合室での出来事が舞台となっているのだが、女子高生の軽妙な熊本弁による会話。それはよく聞くと話が飛ぶ飛ぶ~にっこりわかりやすく言えば、柳原加奈子的な会話の飛び方びっくり

またバス待合所、そこに現れる学生やおばさんたちによる「あるある~!」と言うような、熊本弁まっだしの会話とその動きがとても面白かった。

そして何よりおかしかったのが、その舞台のおばさんの動きがとても面白かったのだが、私たちの前に座っている人が

「アハハハハハ~!」「ハハ!」と、それは舞台の役者さんより大きな声で笑うもんだから、私はつぼに入ってしまい、笑いをこらえるのに必死で大量の涙を流してしまった(笑)
だって、私が本気で笑ったらどこの誰よりも声が大きく、役者さんや姪っ子に迷惑をかけてしまうと必死になればなるほど笑いが出て来てしまうのだうるうる

そこを何とかこらえながら観劇していた

ストーリーはと言うと

プロのギター演奏者を目指すみどりと、小説家になることを夢見るまこと(女性)は将来を語り合う同志であった。高校卒業後の進路。みどりは東京の音大を志望、一方でまことは地元の大学に。見事、みどりは合格・上京し、まことも自身の事のように喜ぶが、違う道を歩き始めた互いの心は変わり始めていた。
田舎のバス停留所の片隅で19歳の心、30代の恋、おばちゃんのつぶやきが聞こえる。
――果たして二人の関係は進展するのか、それとも……?

この「みどり」と「まこと」の揺れ動く人間模様がメインだが、舞台には2つの隠し事をめぐって進展して行く

ひとつはもちろん「みどり」と「まこと」の中での隠し事なのだが、まことの知り合いの男の子が現れるのだが、そのこが「みどり」と音楽の趣味のことで意気投合。進む道も同じ東京・・・・・・。

その男の子は「まこと」に「みどり」のメルアドを教えてもらうように頼んだのだが、「まこと」はそれを教えずにずっと隠していた。

もうひとつの隠し事は、バスの待合所の案内所に座っている女子社員とバスの男性運転手。女子社員は運転手に気があるようだが、運転手は別の女子大生と付き合っていた。

女子社員の思いも知らずに、その彼女は毎週月曜日にお弁当を作り案内所の女子社員に預けていたのだ。浮かれて待っている運転手に弁当を渡す女子社員・・・・・・。がしばらくすると連絡が取れなくなっていった。

運転手は聞く「何か預かってないか?」 女子社員は答える 「いえ、何も・・・・」

本当は、彼女はあるものを案内所にもってきていた。それは、黄色い封筒に入った指輪。開けてみたわけではないがすかして見えるのは・・・・指輪。


東京へ出て夢を叶えようとしていた「みどり」は現実に押しつぶされそうになりながら憂鬱になていく。また「まこと」は地元に残りながら自分の夢をかなえようとするが・・・・・・。

そんな2人がしばらくして待合所で再会。いらだつ2人。言葉の端々をとらえ、また誤解が誤解を生み、「みどり」と「まこと」はお互いにより自分自身のものすごく醜い感情を露呈してしまう。そのときのお互いの叫びは、聞くに堪えないほどすさまじく、私は顔を背けてしまった

しかしそこから2人は何かが動き出した

「まこと」が偶然帰ってきていた、あの東京の男と偶然を装いあうように仕向けたのだった・・・・なにかの余韻を残して舞台は転換する

舞台に残されたのは、そう案内所の女子社員と運転手。

女子社員の片手には、あの黄色い封筒。それを持ちたたずむ二人を最後に、音楽が流れ照明が落ちた


いやー!姪っ子ながら凄い作品でした。

嫉妬や怒り、そして挫折。またほんの少しの希望を「メルアド」と「黄色い封筒」を間に挟み、人間模様を浮き彫りにした作品。決してハッピーエンドとは言わないけれども、ほつれた糸を解く鍵を教えてくれたようだ。

女子大生にして恐るべしびっくり作家希望とあるが、将来どうなるかが楽しみだ(笑)

今夜もこの「メランコリーの予感」は開催され、両親やじいちゃんばあちゃん、町の人が沢山駆けつけているにっこり

何回もすればよかとに!と思ういい作品でした。




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Posted by umedajidohsha at 19:26│Comments(6)日記
この記事へのコメント
姪っ子さん将来楽しみですね!

おもしろそうな内容…
本当1度だけでは
もったいないですね。
Posted by あゆ姫 at 2010年09月23日 22:32
よく練った、ストーリーって

終わった後に、なんとも言えない驚きと満足感が残ります。


表現に力があると

見ている人をその世界に深く引き寄せます。


テーマ強く人に伝えると、その人に考えたり感じるきっかけになります。


人に大きな影響を与える、素敵な作家さんになって欲しいですね(*^_^*)
Posted by ほねまる at 2010年09月24日 00:15
あゆ姫殿、どうも!

ほんと、軽妙な若者のトークやおばちゃんの世話焼き。
又あるようでしたら是非!
Posted by umeda jidohshaumeda jidohsha at 2010年09月24日 09:21
ほねまるさん、どうも!

ありがとうございます。誰か一人でもいいから元気にするような作家にと思っています。
Posted by umeda jidohshaumeda jidohsha at 2010年09月24日 09:23
わぁ~!
上通りでポスター見かけてましたが、松橋のバスターミナルってこれで気がつきました!!!

私は登場してなかった・・・ですよね?


うえの
Posted by せいじつ会計せいじつ会計 at 2010年09月24日 20:37
うえのさん、どうも!

いろんな人が出ていました。みどりとまこと。まことの友人2名。男子1名。案内の女子社員、バスの運転手。おばちゃん3人。みどりのお姉さん。

そうそう!空を飛んでいたのがうえのさんかも・・・(笑)
Posted by umeda at 2010年09月24日 21:12
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